橋形クレーンの使用中、安全保護装置の故障による事故が高い割合を占めます。事故を減らし、安全に使用するために、橋形クレーンには通常、さまざまな安全保護装置が装備されています。
1. 吊り上げ能力リミッター
機械式、電子式を含め吊り上げ物の重量が規定値を超えないようにすることができます。スプリングレバー原理を機械的に使用。電子式の揚程重量は通常、圧力センサーによって検出されます。許容吊り上げ重量を超えると吊り上げ機構は起動できません。リフティングリミッターはリフティングインジケータとしても使用できます。
2.揚程リミッター
クレーントロリの揚程制限を超えないようにする安全装置です。クレーントロリーが限界位置に達すると、走行スイッチが作動して電源が遮断されます。一般的にはヘビーハンマー式、防火帯式、感圧板式の3種類があります。
3. 走行トラベルリミッター
目的は、クレーントロリーが限界位置を超えないようにしてください。クレーントロリーが限界位置に達すると、走行スイッチが作動し、電源が遮断されます。通常、機械式と赤外線の 2 つのタイプがあります。
4. バッファー
スイッチ故障時にクレーンが端子台に衝突する際の運動エネルギーを吸収するために使用します。. この装置ではゴム製緩衝材が広く使用されています。
5.トラックスイーパー
軌道上での走行に支障をきたすおそれがある場合には、軌道上を走行するクレーンにレールクリーナを設置すること。
6. エンドストップ
通常は線路の終端に設置されます。クレーントロリーの移動制限などの安全装置がすべて故障した場合に、クレーンの脱線を防止します。
7.衝突防止装置
同一軌道上で2台のクレーンを運転する場合は、クレーン同士の衝突を防止するためストッパーを設置すること。取付形態はトラベルリミッターと同様です。